つらいひどい肩こりの本当の原因を解明!隠れた病気の可能性と根本改善への道

長引くつらいひどい肩こりに悩んでいませんか?その肩こり、もしかしたら単なる疲労だけでなく、日々の生活習慣に潜む原因や、時には隠れた病気が関係しているかもしれません。この記事では、ひどい肩こりの本当の原因を徹底的に解き明かし、見過ごされがちな病気の可能性について詳しく解説します。また、あなたの肩こりを根本から改善するためのセルフケアや、適切な相談先を見つけるヒントもご紹介します。この記事を読めば、つらい肩こりの正体が分かり、改善への具体的な道筋が見えてくるでしょう。

1. そのつらいひどい肩こり、もしかして病気?

多くの方が経験する肩こり。しかし、その中でも特に「ひどい」「つらい」と感じる肩こりは、単なる疲れや姿勢の悪さだけが原因ではないかもしれません。もしかすると、あなたの体が発している大切なサインである可能性も考えられます。

日常的に感じる肩こりとは異なり、何をしても改善しない、あるいはどんどん悪化していくような肩こりには、体の奥に隠れた何らかの不調や病気が潜んでいることがあります。特に、肩こりだけでなく、しびれやめまい、頭痛、吐き気、だるさといった他の症状を伴う場合は、注意が必要です。

この章では、あなたのひどい肩こりが、単なる日常的な疲労ではないかもしれないという可能性に焦点を当てます。ご自身の肩こりが、「放っておいても大丈夫なもの」なのか「専門的な視点から確認すべきもの」なのかを見極めるための第一歩として、この後の内容を読み進めてみてください。

2. ひどい肩こりの主な原因はこれ!生活習慣に潜む落とし穴

つらいひどい肩こりに悩む多くの方が、日々の生活習慣の中にその原因を抱えています。無意識のうちに行っている習慣が、肩や首の筋肉に過度な負担をかけ、慢性的な肩こりを引き起こしている可能性があるのです。ここでは、ひどい肩こりの主な生活習慣上の原因について詳しく見ていきましょう。

2.1 猫背やスマホ首が引き起こすひどい肩こり

現代人の生活に深く根ざしている猫背や、スマートフォンを長時間使用することによる「スマホ首」は、ひどい肩こりの大きな原因の一つです。人間の頭の重さは約5キログラムと言われており、この重さを首や肩の筋肉が常に支えています。

猫背スマホ首のような前かがみの姿勢では、頭が体の重心よりも前に出てしまうため、首や肩の筋肉は本来よりも大きな力で頭を支えようとします。この状態が長く続くと、首から肩、背中にかけての筋肉は常に緊張し、硬くなってしまいます。筋肉が硬くなると、その中を通る血管が圧迫され、血行不良を引き起こします。血行が悪くなると、筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、疲労物質が蓄積しやすくなるため、さらに肩こりがひどくなるという悪循環に陥るのです。特に、パソコン作業やスマートフォンの操作が多い方は、意識して姿勢を正すことが大切になります。

2.2 精神的なストレスが肩こりをひどくするメカニズム

身体的な負担だけでなく、精神的なストレスもひどい肩こりを引き起こす見過ごせない原因です。ストレスを感じると、私たちの体は無意識のうちに緊張状態になります。これは、自律神経のうち交感神経が優位になることで起こる反応です。

交感神経が優位になると、血管が収縮し、血流が悪くなります。特に、肩や首周りの筋肉はストレスの影響を受けやすく、緊張して硬くなりやすい部位です。筋肉が緊張すると、血行不良が進み、疲労物質がたまりやすくなります。また、精神的な緊張から、無意識のうちに歯を食いしばったり、肩をすくめたりする癖がある方もいらっしゃいます。このような行動も、首や肩の筋肉に余計な負担をかけ、肩こりをさらにひどくする要因となります。心身のリラックスを心がけることが、肩こり改善への第一歩となるでしょう。

2.3 血行不良を招く運動不足と冷えがひどい肩こりを悪化させる

日頃の運動不足身体の冷えも、ひどい肩こりの原因として挙げられます。筋肉は、血液を全身に送り出すポンプのような役割も果たしています。運動不足になると、この筋肉のポンプ作用が低下し、血流が悪くなりがちです。特に、長時間同じ姿勢でいることが多いデスクワークの方などは、筋肉を動かす機会が少なく、肩周りの血流が滞りやすくなります。

また、身体が冷えることも血行不良を招き、肩こりを悪化させます。寒い場所に長時間いたり、冷房の効いた部屋にいたりすると、体は体温を保とうとして血管を収縮させます。血管が収縮すると、血液の流れが悪くなり、筋肉が硬直しやすくなります。特に肩周りは、一度冷えると温まりにくく、慢性的な血行不良を引き起こしやすい部位です。温かい服装を心がけたり、適度な運動を取り入れたりすることで、血行を促進し、肩こりの緩和を目指しましょう。

2.4 眼精疲労が引き起こす肩こりの悪循環

目の使いすぎによる眼精疲労も、ひどい肩こりにつながることがあります。現代社会では、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見続けることが多く、目が常に緊張状態にあります。目の周りには多くの筋肉があり、これらの筋肉がピント調整のために酷使されると、目の奥に痛みやだるさを感じることがあります。

目の筋肉の緊張は、首や肩の筋肉とも密接に関連しています。目を酷使することで、首の後ろや肩の筋肉にも連鎖的に緊張が伝わり、肩こりを引き起こすことがあります。これは、目の疲れが原因で自律神経のバランスが乱れ、全身の筋肉が緊張しやすくなることも関係しています。また、画面を集中して見るときには、無意識のうちに頭が前に出て姿勢が悪くなることも多く、これも肩こりを悪化させる要因となります。定期的に目を休ませたり、意識的に遠くを見たりする習慣を取り入れることが、眼精疲労からくる肩こりの軽減につながります。

3. 見逃してはいけない!ひどい肩こりの裏に隠れた病気の可能性

「たかが肩こり」と軽く考えがちですが、そのつらいひどい肩こりが、実は何らかの病気のサインとして現れている可能性もございます。特に、一般的な肩こりとは異なる症状を伴う場合や、生活習慣を改善しても一向に良くならない場合は、体の奥に隠れた問題があるかもしれません。ここでは、ひどい肩こりの裏に潜む可能性のある病気について、具体的に解説いたします。

3.1 首や肩の構造に問題がある場合

首や肩の骨、関節、神経などに直接的な異常がある場合、ひどい肩こりとして症状が現れることがございます。単なる筋肉の凝りとは異なり、しびれや痛み、力の入りにくさなどを伴う点が特徴です。

3.1.1 頚椎椎間板ヘルニアとひどい肩こり、しびれの関係

頚椎椎間板ヘルニアは、首の骨と骨の間にあるクッション材の役割を果たす椎間板が、何らかの原因で飛び出し、近くを通る神経を圧迫することで様々な症状を引き起こす状態です。首や肩のひどい凝りや痛みに加えて、腕や手のしびれ、感覚の鈍さ、さらには指先に力が入らないといった脱力感を伴うことがあります。首を特定方向に動かしたり、咳やくしゃみをしたりすると、症状が悪化する傾向が見られます。

3.1.2 頚椎症性脊髄症・神経根症による肩こり

頚椎症は、加齢などにより首の骨(頚椎)や椎間板が変形し、神経を圧迫する状態を指します。神経の圧迫される部位によって、症状が異なります。

  • 頚椎症性脊髄症は、脊髄そのものが圧迫されることで、両手足のしびれや運動障害、歩行のふらつきなどが現れることがあります。ひどい肩こりとともに、手先の細かい作業がしにくくなったり、箸が使いにくくなったりする症状が見られることもございます。
  • 頚椎症性神経根症は、脊髄から枝分かれする神経根が圧迫されることで、片側の首から肩、腕、手にかけての痛みやしびれ、筋力低下などが現れます。肩こりがひどく、特定の腕や指に症状が集中する点が特徴です。

3.1.3 腕のしびれも伴う胸郭出口症候群

胸郭出口症候群は、首と胸の間にある胸郭出口という狭い空間で、首から腕へ向かう神経や血管が圧迫されることで生じる症状の総称です。特になで肩の女性や、重いものを運ぶことが多い方に見られることがあります。ひどい肩こりに加えて、腕や手のしびれ、だるさ、冷感、握力の低下などが現れることが多く、腕を上げたり、特定の姿勢をとったりすると症状が悪化する傾向があります。

3.1.4 四十肩・五十肩による肩こり

四十肩や五十肩は、正式には肩関節周囲炎と呼ばれる状態で、40代から50代に多く見られます。肩関節の炎症により、肩の強い痛みや可動域の制限が生じます。腕を上げたり、後ろに回したりすることが困難になり、日常生活に支障をきたすことがございます。この肩関節の痛みや動きの制限が、肩周辺の筋肉に過度な負担をかけ、結果としてひどい肩こりとして感じられることがあります。特に夜間に痛みが強くなることも特徴の一つです。

3.2 内臓の不調が肩こりとして現れる場合

内臓の不調が、その内臓とは離れた部位である肩や背中に痛みや凝りとして現れることがあります。これを「関連痛」と呼びます。内臓の病気による肩こりは、通常のマッサージなどでは改善しにくい傾向があります。

3.2.1 心臓病による肩や背中の痛み

心臓に問題がある場合、特に狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患では、胸の締め付けられるような痛みとともに、左肩や左腕、背中、顎などに痛みが放散することがあります。この痛みがひどい肩こりのように感じられることがあります。息苦しさや冷や汗、吐き気などを伴う場合は、注意が必要です。

3.2.2 胃や胆のうの不調が原因の関連痛

消化器系の不調も、肩こりとして現れることがあります。

  • 胃の不調、例えば胃炎や胃潰瘍などでは、左の肩や背中に痛みや凝りを感じることがございます。食後の痛みや吐き気、胃もたれなどの消化器症状と併せて現れることが多いです。
  • 胆のうの不調、例えば胆石症などでは、右の肩や右の背中、特に肩甲骨のあたりに痛みが放散することがあります。脂っこいものを食べた後に症状が悪化する傾向が見られます。

3.2.3 生活習慣病が引き起こす血行不良と肩こり

高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、動脈硬化を進行させ、全身の血行不良を招くことがございます。血液の流れが悪くなると、肩の筋肉に必要な酸素や栄養が十分に供給されず、老廃物が蓄積しやすくなります。これにより、筋肉が硬くなり、慢性的なひどい肩こりを引き起こす原因となることがあります。生活習慣病は自覚症状がないまま進行することも多いため、定期的な健康チェックが重要です。

3.2.4 全身倦怠感とひどい肩こりを伴う甲状腺の病気

甲状腺は、体の代謝を調整するホルモンを分泌する器官です。この甲状腺の機能に異常が生じると、全身に様々な症状が現れることがあります。

  • 甲状腺機能低下症(橋本病など)では、代謝が低下するため、全身倦怠感、むくみ、冷え、体重増加、気力の低下などとともに、ひどい肩こりや筋肉のこわばりを感じることがあります。
  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)では、代謝が過剰になるため、動悸、発汗、体重減少、手の震えなどとともに、筋肉の疲労感や肩こりを感じることがございます。

3.3 自律神経の乱れや全身性の疾患が原因の場合

ストレスや生活習慣の乱れなどにより、自律神経のバランスが崩れたり、全身に影響を及ぼす病気が原因でひどい肩こりが生じることもあります。これらの場合、肩こりだけでなく、他の多様な身体症状や精神的な不調を伴うことが特徴です。

3.3.1 自律神経失調症とひどい肩こり、めまい、頭痛

自律神経は、心臓の動きや血流、消化など、私たちの意識とは関係なく体の機能を調整している神経です。ストレスや不規則な生活により自律神経のバランスが乱れると、血流の調整がうまくいかなくなり、筋肉が緊張しやすくなります。これにより、ひどい肩こりが生じやすくなります。肩こりの他にも、めまい、頭痛、動悸、息苦しさ、不眠、倦怠感、冷えなど、多岐にわたる症状が同時に現れることが特徴です。

3.3.2 精神的な負担が身体症状として現れるうつ病

うつ病は、単に気分が落ち込むだけでなく、様々な身体症状を伴うことがございます。全身の倦怠感、不眠、食欲不振、消化器症状などとともに、頑固なひどい肩こりや頭痛が現れることも少なくありません。精神的な負担が大きいと感じる場合は、身体の症状もそれと連動している可能性を考慮することが大切です。

3.3.3 全身の痛みと肩こりを伴う線維筋痛症

線維筋痛症は、全身の広範囲に慢性的な痛みが続く病気です。肩こりもその一部として現れることがあり、痛みは移動したり、強さが変化したりする特徴があります。明確な原因はまだ解明されていませんが、脳の痛みを抑制する機能に異常があると考えられています。ひどい肩こりの他にも、強い疲労感、睡眠障害、頭痛、しびれ、うつ症状などを伴うことが多く、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。

4. あなたのひどい肩こり、病院を受診する目安と準備

つらいひどい肩こりが長く続くと、日常生活に大きな支障をきたし、気分も落ち込みがちになります。しかし、その肩こりが単なる疲労や姿勢の問題だけでなく、体の内側に隠れた病気のサインである可能性も考えられます。ご自身の肩こりが専門的な診察を必要とするものなのか、また、受診する際にはどのような準備をすれば良いのかを理解しておくことは、早期の改善への第一歩となります。

4.1 こんな症状が出たらすぐに専門医へ

ひどい肩こりに加えて、以下のような症状が一つでも現れた場合は、早めに専門機関に相談することをおすすめします。これらの症状は、肩こりの裏に重大な疾患が隠れている可能性を示唆していることがあります。

症状 考えられる状態のヒント 受診の目安
肩こりだけでなく、腕や手、指にしびれや痛みがある 神経の圧迫や炎症、血流の問題 すぐに専門機関へ
箸が持ちにくい、ボタンがかけにくいなど、手の細かい作業がしづらい 神経の機能低下、脊髄の問題 すぐに専門機関へ
肩や首を動かすと激しい痛みが走る、または動かせない 急性の炎症、関節や筋肉の損傷 早めに専門機関へ
安静にしていても痛みが続く、夜中に痛みで目が覚める 炎症の持続、神経の関与、内臓の問題 早めに専門機関へ
発熱やだるさ、体重減少など、全身症状を伴う 全身性の疾患、感染症、甲状腺の問題 すぐに専門機関へ
めまい、吐き気、耳鳴り、ひどい頭痛が肩こりと同時に現れる 自律神経の乱れ、脳や耳の問題、血流の問題 早めに専門機関へ
これまで経験したことのないような、突然の激しい痛み 緊急性の高い疾患、血管の問題 すぐに専門機関へ
徐々に症状が悪化している、数週間以上改善が見られない 慢性的な問題、進行性の疾患 早めに専門機関へ

特に、急激な症状の変化や、日常生活に支障をきたすほどの症状がある場合は、迷わず専門家にご相談ください。早期に適切な診断を受けることが、症状の悪化を防ぎ、改善への道を開きます。

4.2 整形外科?内科?ひどい肩こりの相談先

ひどい肩こりで専門機関を受診しようと思った時、一体どこに相談すれば良いのか迷う方もいらっしゃるかもしれません。肩こりの原因は多岐にわたるため、症状に応じて適切な相談先を選ぶことが大切です。

もし、肩や首の痛み、しびれ、腕の動かしにくさなど、骨や関節、筋肉、神経系に起因すると思われる症状が中心であれば、これらの問題を専門とする機関が適切な相談先となるでしょう。ここでは、体の構造的な問題や、神経の圧迫などによる症状を詳しく診察し、適切な治療方針を提案してくれます。

一方で、肩こりに加えて、発熱、倦怠感、体重の変化、消化器系の不調など、全身症状や内臓の不調が疑われる場合は、内臓や全身の健康状態を診る専門機関に相談することが考えられます。ここでは、全身の状態を総合的に評価し、肩こりの背景にある内臓疾患や全身性の病気を見つける手助けをしてくれるでしょう。

ご自身の症状がどちらに当てはまるか判断に迷う場合は、まずはかかりつけの医療機関や、地域の総合的な相談窓口に相談してみるのも良い方法です。そこで症状を伝え、適切な専門機関を紹介してもらうことができます。

4.3 医師に正確に伝えるための準備

専門機関を受診する際には、ご自身の症状を正確に伝えることが、適切な診断と治療に繋がります。限られた診察時間の中で効率よく情報を伝えるために、事前に以下の点を整理してメモしておくことをおすすめします。

  • いつから症状が出始めたか
    具体的な日付や、おおよその期間を伝えます。
  • どのような症状か
    「ズキズキする」「重い」「ピリピリしびれる」など、痛みの種類や感覚を具体的に表現します。
  • どこが痛むのか、またはしびれるのか
    肩のどの部分か、首から腕のどの範囲かなど、具体的な場所を指し示せるようにしておきます。
  • 痛みの程度はどうか
    日常生活にどの程度影響があるか、安静時と動作時の違いなどを伝えます。
  • どのような時に症状が悪化・軽減するか
    「スマホを見ている時」「特定の姿勢をとった時」「温めると楽になる」など、誘因や緩和因子を伝えます。
  • 他にどのような症状があるか
    頭痛、めまい、吐き気、手のしびれ、発熱、倦怠感など、肩こり以外の症状も全て伝えます。
  • これまで試したセルフケアとその効果
    ストレッチ、温湿布、市販薬など、試したことと、それがどの程度効果があったかを伝えます。
  • 既往歴や服用中の薬、アレルギーの有無
    現在治療中の病気や、過去にかかった病気、現在服用している薬、アレルギーの有無も重要な情報です。
  • 生活習慣
    仕事の内容(デスクワークの有無)、運動習慣、睡眠時間、ストレス状況なども伝えると、原因究明の手がかりとなることがあります。

これらの情報を整理しておくことで、専門家がより迅速に、そして正確にあなたの状態を把握し、適切な診断と治療計画を立てる手助けとなるでしょう。

5. ひどい肩こりを根本から改善するためのセルフケアと生活習慣

つらいひどい肩こりを根本から改善するためには、日々のセルフケアと生活習慣の見直しが欠かせません。これまでご紹介したような病気が原因でない場合、多くは生活習慣の中に肩こりを悪化させている要因が隠れています。ここでは、今日から実践できる具体的な対策をご紹介します。

5.1 姿勢の見直しとデスクワーク環境の改善

猫背やスマホ首といった悪い姿勢は、首や肩に過度な負担をかけ、ひどい肩こりの大きな原因となります。特にデスクワークが中心の方は、無意識のうちに姿勢が崩れがちです。正しい姿勢を意識することは、ひどい肩こり改善の第一歩です。

座る際は、深く腰掛け、背筋を伸ばして椅子にもたれかかるようにしましょう。足の裏はしっかりと床につけ、膝の角度が90度になるように調整します。モニターは目線の高さに合わせ、顔が下を向かないように注意してください。キーボードやマウスは、腕や肩に負担がかからない位置に置くことが大切です。

また、長時間同じ姿勢でいることは血行不良を招き、肩こりを悪化させます。1時間に一度は席を立ち、軽く体を動かす習慣をつけましょう。短い休憩でも、筋肉の緊張を和らげ、血流を促す効果が期待できます。

あなたのデスクワーク環境が肩こりの原因になっていないか、以下のポイントでチェックしてみましょう。

チェックポイント 確認事項
椅子の高さ 足の裏が床にしっかりつき、膝が90度になっているか
モニターの位置 画面の上端が目線の高さにあるか、顔が下を向いていないか
キーボード・マウス 腕や手首が無理なく自然な位置にあるか
座り方 深く腰掛け、背筋を伸ばし、骨盤が立っているか
休憩習慣 1時間に一度は立ち上がり、軽い運動やストレッチをしているか

5.2 ひどい肩こりに効く簡単ストレッチと運動習慣

硬くなった首や肩の筋肉をほぐし、血行を促進するためには、継続的なストレッチと適度な運動が非常に有効です。無理のない範囲で、毎日少しずつでも続けることが大切です。

特に、肩甲骨周りの筋肉を動かすストレッチは、肩こり改善に大きな効果をもたらします。肩甲骨は、肩の動きに大きく関わる部分であり、ここが硬くなると肩の可動域が狭まり、肩こりを引き起こしやすくなります。首や肩をゆっくりと回したり、腕を大きく動かしたりするだけでも、筋肉の緊張を和らげることができます。

日常生活に運動を取り入れることも、ひどい肩こりの根本改善につながります。ウォーキングや軽いジョギング、水泳など、全身運動は血行を促進し、筋肉の柔軟性を高める効果があります。また、体幹を鍛えることで姿勢が安定し、首や肩への負担を軽減することも期待できます。

以下に、ひどい肩こりにおすすめの簡単ストレッチをご紹介します。

ストレッチ名 方法 効果
首のストレッチ 頭をゆっくりと左右に傾け、首筋を伸ばします。次に、顎を引いて首の後ろを伸ばします。 首周りの筋肉の緊張を和らげ、可動域を広げます。
肩甲骨回し 両肩を耳に近づけるように持ち上げ、そのまま後ろに大きく回し下ろします。 肩甲骨周りの血行を促進し、猫背の改善にもつながります。
胸を開くストレッチ 両手を後ろで組み、肩甲骨を寄せるように胸を張ります。 デスクワークで縮こまりがちな胸の筋肉を伸ばし、姿勢を整えます。

それぞれのストレッチを、気持ち良いと感じる範囲で20秒から30秒ほどキープし、呼吸を止めずに行いましょう。痛みを感じる場合は無理をせず中止してください。

5.3 心身のリラックスで肩こりを軽減する方法

精神的なストレスは、無意識のうちに筋肉を緊張させ、肩こりをひどくする大きな要因です。心身のリラックスは、肩こり改善において非常に重要な要素となります。

深い呼吸は、自律神経のバランスを整え、心身をリラックスさせる効果があります。お腹を意識した腹式呼吸を数回繰り返すだけでも、気持ちが落ち着き、筋肉の緊張が和らぐのを感じられるでしょう。また、入浴は体を温めて血行を促進するだけでなく、温かい湯に浸かることで心身の緊張を解きほぐす効果もあります。アロマオイルなどを活用して、よりリラックスできる空間を作るのも良い方法です。

趣味に没頭する時間を持つことも、ストレス軽減につながります。好きな音楽を聴く、読書をする、散歩に出かけるなど、あなたが心から楽しめる時間を作ることで、日常のストレスから解放され、肩こりの軽減にもつながるでしょう。瞑想やマインドフルネスも、心の状態を落ち着かせ、ストレスによる身体の緊張を和らげるのに役立ちます。

5.4 血行促進と疲労回復のための食生活と質の良い睡眠

血行不良や疲労の蓄積は、ひどい肩こりを悪化させる直接的な原因となります。血行を促進し、体を内側から温める食生活と、十分な質の良い睡眠を確保することが大切です。

バランスの取れた食事は、筋肉の健康を保ち、疲労回復を助けます。特に、ビタミンB群は神経や筋肉の働きをサポートし、ビタミンEは血行促進に役立ちます。タンパク質は筋肉の材料となるため、意識して摂取しましょう。また、体を冷やさないよう、温かい飲み物や食べ物を積極的に摂ることをおすすめします。こまめな水分補給も、血流をスムーズにするために重要です。

質の良い睡眠は、日中に蓄積された疲労を回復させ、筋肉の緊張を和らげるために不可欠です。寝具が体に合っていないと、睡眠中に首や肩に負担がかかり、かえって肩こりを悪化させてしまうことがあります。枕の高さやマットレスの硬さを見直してみましょう。また、寝る前にスマートフォンやパソコンの使用を控え、リラックスできる環境を整えることも、質の良い睡眠につながります。

血行促進と疲労回復に役立つ食生活のポイントをまとめました。

栄養素 主な働き 多く含まれる食品の例
ビタミンB群 神経や筋肉の働きをサポートし、疲労回復を助ける 豚肉、レバー、魚介類、玄米、豆類
ビタミンE 血行を促進し、冷えの改善にも役立つ ナッツ類、植物油、アボカド、うなぎ
タンパク質 筋肉の材料となり、修復や再生を助ける 肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品
鉄分 酸素の運搬を助け、血行不良による肩こりを防ぐ ほうれん草、ひじき、レバー、赤身肉

これらのセルフケアと生活習慣の改善は、すぐに効果が実感できるものではないかもしれません。しかし、地道に続けることで、あなたのひどい肩こりは少しずつ軽減され、快適な毎日を送るための大きな一歩となるでしょう。

6. まとめ

つらいひどい肩こりは、単なる筋肉の疲労だけでなく、生活習慣の乱れや、時には重大な病気が隠れている可能性があります。姿勢の悪さやストレス、血行不良が主な原因ですが、頚椎の疾患、内臓の不調、自律神経の乱れなどが関係していることも少なくありません。しびれや強い痛み、長期化する症状がある場合は、自己判断せずに専門医への受診を強くおすすめします。適切な診断と、日々のセルフケアを組み合わせることで、肩こりの根本改善を目指せます。ご自身の身体と向き合い、健康な毎日を取り戻しましょう。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。